【コラム】自分にあった口座開設

前のコラムからの続きになるかも知れませんが、今回は私が事務所開業の際に口座の新規開設したときの話をしてみたいと思います。

もともと、いわゆるメガバンクの普通銀行口座はあったのですが、
独立開業するにあたり、ネット専業銀行の口座開設をしました。

ネット専業銀行とは、楽天銀行やジャパンネット銀行など、実店舗をもたず、ネット上のみで金融サービスを行っている銀行のことです。

ネット専業銀行のネットバンクは、通常の普通銀行と比較して次のようにメリットが多いです。

 

メリット

1. 口座開設時の審査や手続が手軽

法人設立して、口座開設となると金融機関の窓口に営業時間内に何度か必要書類を持参して進めていかないといけないのが通常です。
口座開設も最近では厳しく、本店住所、もしくは代表取締役の住まいの近くの銀行でないと口座が開設できないといったこともあります。
そういうわずらわしさがないのがネット専業銀行です。

 

2. 銀行窓口やATMまで出かけることなく、24時間いつでも銀行取引ができる

もちろん、振込みに関しては普通銀行と同じように時間によって翌日になりますが、ネットにつながる環境であれば、どこでも作業が出来ます。

 

3. 預金金利が高く、振込手数料が安く設定されている

余談ですが、受取利息も前月残高に合わせて毎月振り込まれます。

 

4.ネットバンクの取引データを、会計データに加工して利用できる

今では大体の会計ソフトで利用できます。一定の設定することで、自動的に取引内容を仕訳して元帳に記載してくれます。

 

一方で、デメリットもあります。

 

デメリット

1.入出金できるATMが限られている

引き出すときに手数料がかかる場合が多いです。

 

2. ネット環境がないと取引できない

ATMに行けば出来るのですが、そうでない場合、ネット環境がないと何も出来ない状態になります。

 

3. IDやパスワードを忘れるとログインできない

また、外出先からの振込みなどの場合、ワンタイムパスワードのツールを持っていないと取引できないです。
ネット銀行は案外、セキュリティを不安視される方がいますが、結構しっかりしています。
なので、逆にきっちりとIDやPASS、トークンなどの情報・ツールの保有がとても
大切になります。無くしたりすると普通銀行よりも手間がかかるようです。
(私はまだ開設したばかりで経験していないのでこれは、聞いた話ですが。。。)

 

4.社会保険料や光熱費など、固定費の自動引落の手続ができないものがある  

2000年にジャパンネット銀行が誕生して以降、ネット銀行を日常的に使っている人が増えてきています。それだけ、安心して気軽に使えるという認識が世間に広まったのではないかと思います。

しかし、約17年経った今でも、メガバンクの方が安心される方もいらっしゃいます。
また、デメリットの4に該当する場合や銀行での融資を考えている場合はやはり、店舗のある銀行や信用金庫などでの口座開設が必要になります。

状況に応じて使い分けをしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は、楽天銀行で口座を開設しました。
iphone用のアプリをダウンロードすれば、いつでも口座の入出金明細が確認でき、預金残高を把握することができます。記帳をしなくても、おおまかな資金管理ができるので非常に便利です。
振込もiphoneから日付を指定して予約することができます。
振込手数料も比較的安く設定されています。そのほかのスマホでももちろん可能です。

アプリの有無や振込ツールなど形式は様々ですが、最近はネット銀行だけでなく、どの金融機関でも「インターネットバンキング」というシステムが導入されています。

残高や決済管理については、ネットバンクはこの時代にはとても便利なツールだと思います。

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